セラピスト向けコラム「もっと強く」の声にど対応するか?
この記事はセラピスト・エステティシャンコラムです。下北沢で肌質改善・小顔リフトアップを叶えたい方へ世田谷区・下北沢のフェイシャルエステサロンSUHADAでは、シワたるみやリフトアップ特化した人気施術を提供中。
先日、生徒さんからこんな質問をいただきました。
お客様の情報がない状態なので
なんとも言えない部分もありますが
いろんな可能性を見ていきましょう。
ということで
以下の3つについて少し説明していきます。
- 施術者(セラピスト・エステティシャン)の技術不足
- お客様側が強揉みを好む理由
- 危険を招くケース
施術者(セラピスト・エステティシャン)の技術不足
施術者が身体の使い方や体重を乗せる
感覚を身につけていないケースです。
体重を乗せるのがうまくできないと
どうしても手や腕の力で押しがちに。
そうすると、施術者側は精一杯力を使ってるんだけど
実際お客様にその力が伝わっていないこともあります。
もしくは局所的に力が加わって、全体には圧が弱いのに
急に強い・痛いなどムラのある施術になることも。
手や腕の力でマッサージすると揉み返しも起きがちです。
これは施術者側の技術不足なので
練習して体の使い方をマスターする必要があります。
お客様側が強揉みを好む理由
コリが強かったり、精神的なストレスから
自律神経やホルモンバランスが乱れていると
刺激を感じにくくなってしまい
「強い刺激を求めてしまう」時があります。
また、特定の病気を持ってる方で感覚が鈍くなり
「もっと強く」となるケースもあります。
ですが、マッサージは強ければ良いわけではありません。
強すぎると揉み返し・アザ・筋肉の損傷など
怪我のリスクもあります。
お客様にマッサージを満足いただけない理由は
強さだけではなくマッサージの「場所」の場合もあるので
相モデルで練習したり確認してみましょう^^
危険を招くケース
先ほども触れたようにお客様の疾患が原因で
感覚が鈍麻になってしまったり
「強さを感じにくい」こともあります。
また、疾患によっては少しのマッサージでも
骨が折れやすい
内出血ができやすい
筋肉に炎症が起きやすい
など危険が及ぶ可能性があります。
エステやマッサージの前に禁忌事項を事前に
しっかりと確認するとともに
「おかしいな?少し気になるな」というお客様には
「効果よりも安全性」を優先するために、
施術を強くしない勇気・要望にお断りする勇気も必要です。
もしくは
お気軽にお問い合わせください^^
執筆者
永松麻美(ながまつあさみ):東京都世田谷区(下北沢)でエステサロン&スクールSUHADAを運営してるオーナーエステティシャン・エステ講師。サロンは12年目。初心者からエステサロン開業を目指すための技術・知識スクールを運営、卒業生の開業・経営サポートにも携わっている。美容家としてTV・ラジオ・雑誌の美容記事監修・執筆、化粧品や美容アイテムの監修メディア出演もしている。著書に「シワとりパーフェクトブック」「正しい知識がわかる 美肌事典」がある。