エステ施術で「トラブル」出してしまう原因3つ
お肌を健康に、綺麗にするためのフェイシャルエステ。
でも、お肌に直接触れて
深くアプローチするからこそ・・・
肌にトラブルを与えてしまう危険も隣合わせです。
お客様を綺麗にして喜んでもらうはずが
トラブルを起こしてしまった!
そんな悲しいことを起こさないためにも
エステティシャン、セラピストは
技術と知識を身につけ
緊張感をもってサービスにあたる必要があります。
ということで今回は
エステで赤みを出す3大原因と
エステで肌トラブルを出してしまう原因について
お伝えしていきます。
赤みの原因①熱のくわえすぎ
敏感傾向へのエステで大事なのは
「何に対して敏感なのか」を把握することです。
おそらく一番多いのが「熱」で赤くなるケース。
スチーマーの距離・強さ・時間
ホットタオルの温度・頻度
温熱系の化粧品やパック
などには注意が必要です。
熱での赤みが出てしまった場合
とくに火照り感があるなら
まずは冷たいタオルで冷やすこと。
カウンセリング時に
お風呂上がりや運動時に
赤くなるかをお客様に聞いておきましょう。
絶対ではありませんが
注意していくヒントになります。
皮膚が薄い、色白の方は
熱に弱い人が多い傾向があります。
赤みの原因②摩擦の強さと回数
新人エステティシャンが出す
肌トラブルの第一位が「摩擦」です。
タオルやスポンジでの拭き取りの摩擦
クレンジングやマッサージでの摩擦
の触り方が強すぎる
化粧剤が少ない
回数が多い
などが主な原因で
赤みを引き起こします。
まずは、肌に優しく触る感覚を
身につけましょう。
基本の技術力が不足しているのは
一番トラブルの原因になります。
また、摩擦に弱いと
わかっている方へのエステの場合は
・拭き取りアイテムを優しいものに変更したり
・拭き取り回数をや工程を減らせる化粧剤にする
・摩擦が少ない種類のマッサージにする、時間調整する
などの配慮をしていきましょう。
赤みの原因③成分
お肌の赤みを出してしまう原因の3つは
「成分」です。
アルコール、石油系成分、合成香料、合成着色料など
比較的アレルギーや刺激を誘発しやすい成分や
お肌が弱っているタイミングで有効成分の量が多すぎて
刺激になってしまったなのど可能性が考えられます。
扱う化粧品の量が多ければ多いほど
「肌に合わない成分が入っている」
可能性は高くなりますので
お肌が敏感な方の場合は
・事前にパッチテストをする
・初回や肌が弱っているときは使用する化粧品の数を減らす
・カウンセリングで事前にNGな成分を把握する
などに心がけるようにしましょう。
執筆者
永松麻美(ながまつあさみ):東京都世田谷区(下北沢)でエステサロン&スクールSUHADAを運営してるオーナーエステティシャン・エステ講師。サロンは11年目。初心者からエステサロン開業を目指すための技術・知識スクールを運営、卒業生の開業・経営サポートにも携わっている。美容家としてTV・ラジオ・雑誌の美容記事監修・執筆、化粧品や美容アイテムの監修メディア出演もしている。著書に「シワとりパーフェクトブック」「正しい知識がわかる 美肌事典」がある。