手取り15万で絶望した私が「手に職」で人生を変えた方法|エステ講師 永松麻美

この記事は「手に職をつけること」に関してのコラムです。下北沢で肌質改善・小顔リフトアップを叶えたい方へ世田谷区・下北沢のフェイシャルエステサロンSUHADAでは、シワたるみやリフトアップ特化した人気施術を提供中。
先日、ふと
「昔憧れていた人に、今はなっている」
ということに気がついて我ながら感心しました。
子供の頃、父に言われたことがありました。
と。今思えば、父は先見の目があったとも思うし
「頭悪いなら」って我が父ながら
失礼だなって思います。ほんと。
父方の親族が3代続く床屋さんを
やっていた影響もあるかもしれません。
ちなみにそのお店は開店から
100年超えて、現在も健在です。
「手に職をつけて食べていく」というのは
私も子供の頃からうっすら意識の中にありました。
でも・・・
手に職って言っても何がやりたいかわからない。
何が向いてるか、何が好きかもさっぱりわからない。
学生時代を悩みながら右往左往しながら過ごし
向いてるかは正直二の次で
「興味はあるし自分の肌をキレイにしたい」
と25歳で美容の道に進みました。
最初のエステサロンは薄利多売の中堅サロン。
長い日は1日12時間以上働いていたのに・・・
お給料は手取りで15万を切っていました。
1ヶ月、身を粉にして働いても手元に残るのはわずかで。
あの頃の私は、今よりもずーーっと
若かったけれど、今よりもずっと疲れていた。
いつも、毎日、毎分、疲れていた。
休みの日は研修に出かけるか
疲れ切って昼過ぎまで死んだように寝ていました。
早番の日も、そのあと遊びにいきたい!
なんて1ミリも思わなかった。
ただ、はやく帰って寝たかった。
今思えば、美容の勉強や接客は楽しい瞬間はあったけど
常に時間に追われていて、会社の人間関係の空気を読むのに必死で。
体力的にも厳しくて「仕事をやらされている」感覚で・・・
楽しむ余裕なんてなかった。
お金もない。時間もない。
遊びに行ったり、プライベートで
楽しい時間を過ごそうという気力もない。
自由がない日々のように感じていて・・・
この先もこんな人生が続くのかと
絶望感が襲ってきたこともありました。
でも、もっと「手に職」をつけて
自分の手や技術に価値が出たら・・・
もっと、稼げる日が来るかもしれない。
もっと、時間に余裕をもった日々が来るかもしれない。
もっと、楽しく働くことができるかもしれない。
もっと、お客様に喜んでもらえる日が来るかもしれない。
もっと、旅行したり遊んだりと服を買ったり、楽しいことがあるかもしれない。
1ヶ月に15万円の手だった私の手は今・・・
経営してると経費もかかるから
一概に比べられないし仕事内容にもよる、けど・・・
あの頃の1ヶ月のお金を今なら数日、もしくは1日で
稼げる手になったのは、間違いない。
我ながらそれってすごいことで。
あの頃、そんな自分の未来を夢見て
でも「夢のまた夢」って思ってた。
けれど、自分の「手」「技術」の価値が
あの頃と比べて上がったのは間違いなくて。
そしてそれは、
朝起きたら宝くじが当たってたとか
Youtubeがバズって月収が100倍になったみたいな
夢物語の、急激な変化じゃなくて・・・
もっとゆっくりで、静かで
そして・・・確かな変化だった。
ゆっくり、静かすぎてそんな変化が
起こりつつあることを時に忘れてしまうくらいに。
でも、あの頃の、手取り15万で疲弊していた
20代の私が今の私を見たらきっと
羨ましいな、いつかあんなふうになれるかな。
いや、「私には無理」って思うかもしれない。
もしかしたら
「あんなふうになりたいから、がんばろう」
と希望になるかもしれない。
どっちにしても、そこに行くには
何が必要でどう行動したらいいんだろうと
考えて勇気を出して行動した過去の自分は
ちゃんと褒めてあげたい。
何度も挫けたし、何度ももう無理ってなったけど
辞めずに続けてきたんだから。
技術も知識も経験もまだまだだし
上を見ればキリがない。
至らないところもたくさんある。
だけど、自分がやってきたことを
たまには振り返って、褒めてあげてもバチは当たらない。
少なくとも、過去の私と比べたら
ものすごく成長していて、あの頃よりも
価値ある手をもってるのは確かだ。
そして、価値ある手になったのは
お客様に育ててもらったからに他ならない。
サロンのお客様が私に経験と価値を与えてくれた。
「エステしてあげてる」じゃなくて
「させていただいてる」ってことなんだよな、と。
お客様には感謝しかない。
私に、働く喜びをくれるのはお客様に他ならないから。
お客様を大事にして
そして、昔の私のように
手に職をつけたい
働くことで自分の価値を高めたい
そのために勇気を出したい・・・
そんな人の役に立ちたい。
背中を押して、やってきたことを
伝えるエステ講師の仕事も
生徒さんや卒業生との出会いを大切に
丁寧に積み重ねていきたいと思います。
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執筆者

永松麻美(ながまつあさみ):東京都世田谷区(下北沢)でエステサロン&スクールSUHADAを運営してるオーナーエステティシャン・エステ講師。サロンは12年目。初心者からエステサロン開業を目指すための技術・知識スクールを運営、卒業生の開業・経営サポートにも携わっている。美容家としてTV・ラジオ・雑誌の美容記事監修・執筆、化粧品や美容アイテムの監修メディア出演もしている。著書に「シワとりパーフェクトブック」「正しい知識がわかる 美肌事典」「キレイかどうかは自分で決める」「表情筋ほぐし」がある。