「設備が整ってないから無理」と諦めていませんか?|不便な環境が育てるプロ意識

【出張施術から学ぶプロの心構え】環境に左右されない技術力と対応力
先日、出張エステを行いました。
出張施術って、普段使い慣れた自分のサロンと違って、設備も備品も使い勝手も全然違う。正直、どこへ行っても多少の「やりづらさ」はあります。
今化粧品ブランド様に依頼され伺っている百貨店でのVIP様向けエステでも、完璧なエステルームが用意されている場合もあれば、そうでない場合も。全館空調で温度調整ができなかったり、館内放送の音が入ってきたり。エステサロンではないからこその不便さは必ずあります。
でも、諦めない工夫する力
セラピストとして、エステティシャンとして、目の前のお客様にリラックスしていただくために「できること」を考える。
モノや設備がないなら工夫する。 今あるもので最大限のおもてなしをする。 なるべくお客様に不便を感じさせない。
慣れた環境では得られない学び
出張施術には、自分のサロンでは出会えないお客様との貴重なご縁があります。
クライアント先が私に求めていること、お客様が本当に求めていることを肌で感じながら、「自分に何ができるか」「何をすべきか」を考える。
それは、慣れた環境では得られない気づきであり、成長のチャンスです。
環境や商材、取引先、そして何よりお客様から学ぶことは本当に多い。
プロとしてのプライドをどこに置くか
「このやり方じゃないと最高の効果は出ない」 「しっかり準備された状態でしかサービスは提供しない」そんな考えも、プロ意識かもしれません。もちろん、準備は大事ですし、いい環境を作っておくのは大切です。
でも、長くこの仕事をしてれば「完璧な準備」ができないシュチュエーションや、「最高の環境・100%理想通り」じゃないこともあります。
どんな環境でも、お客様に満足していただける技術力と対応力。
それこそが、プロのセラピスト・エステティシャンの証だと思います。
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執筆者

永松麻美(ながまつあさみ):東京都世田谷区(下北沢)でエステサロン&スクールSUHADAを運営してるオーナーエステティシャン・エステ講師。サロンは12年目。初心者からエステサロン開業を目指すための技術・知識スクールを運営、卒業生の開業・経営サポートにも携わっている。美容家としてTV・ラジオ・雑誌の美容記事監修・執筆、化粧品や美容アイテムの監修メディア出演もしている。著書に「シワとりパーフェクトブック」「正しい知識がわかる 美肌事典」「キレイかどうかは自分で決める」「表情筋ほぐし」がある。