エステで肌トラブル出す原因3つ
お客様を綺麗にして、喜んでもらいたい!
そう思ってトリートメントに当たっていたのに
「肌トラブルを出してしまった」
なんてことはないでしょうか。
お肌h十人十色であり、みんなが同じではありません。
肌に触れるということは責任ある仕事です。
事前にありがちなトラブルの原因を知って
「結果を出して喜んでもらう」
ことと同じように、むしろそれ以上に
「トラブルを出さずに安全にトリートメントを行う」
のを心に刻んで接客に当たっていきましょう。
①肌分析ができていない
肌の見極めができていないと
お肌のトラブルを出す確率はグン!とあがります。
例えば・・・
・敏感×ニキビの方に皮脂吸着や殺菌系のケアをする
・乾燥肌の人に強めのピーリングを行う
・炎症ニキビの人に一般的なニキビケアをする
・乾燥×シミの人にいきなり美白ケアを行う
など・・・
場合によってはお肌への
改善結果が出ないばかりか
大きな肌トラブルにつながりかねません。
上記で出した例えを見て
「理解できない部分」
「なぜ危険か明確に説明できない」
人は、知識不足の可能性大ですよ!
②「馴れ」が出てくる
実は肌トラブルを出すのは
新人さんと同じくらい中堅くらいの経験者だったりします。
エステティシャンとして「慣れ」が出てくること。
経験を積んだことで
「こんな感じ」「いつも大丈夫」で判断しがちです。
特にお客様が常連様の場合に
慣れで判断する傾向があります。
何度もご来店いただいているお客様でも
体調やライフスタイルの変化、化粧品の変更
季節やアレルギーなど様々な要因で
お肌は変化しています。
エステは毎回真剣勝負!
毎回新規のつもりで適度な緊張感を持って
冷静な目線で行っていきましょう。
③カウンセリング不足
カウンセリングで一番大切なことは
まず「安全にエステを行うことができるか」知る必要があります。
また、エステで配慮すべきことをお教えいただくことも大事です。
例えば・・・
アレルギーの有無
持病やお薬を飲んでいるかなど体調面
ご自宅でハイドロキノンやレチノールなどの
成分を使用している場合は行うエステ内容を
安全性の高いものに切り替えていくなど配慮が必要です。
気をつけてエステを行っても
聞き漏れがあった場合は、トラブルが出ても
不思議ではありません。
④技術不足
カウンセリングが完璧、
皮膚の知識や肌への見立てや化粧品選びが
完璧であってもそれを体現する技術がなければ
肌トラブルを出す可能性があります。
例えば・・・
・拭き取りが強すぎる
・拭き取りが甘くて洗浄成分が肌に残ってしまった
・摩擦が強い
などは技術不足の新人さんが
肌トラブルを出す要因の第一位です。
お客様のお肌にしっかり対応できるだめの
技術を身につけるのが
エステティシャンとしての第一歩ですね。
⑤アレルギーなどの可能性
カウンセリング不足でもお伝えしましたが
アレルギーの確認は必須です。
ただし、お客様自身がアレルギー成分を
把握しているとは限りません。
アレルギーの人が多いリスクの高い成分が
入ったお化粧品はもとから避けて行う
アレルギーが多い方は事前にパッチテストを行う
エステ中やエステ後すぐに
発疹や痒みが現れるなどアレルギーが疑われる場合は
お客様に皮膚科医にみてもらうよう促したり
アレルギー検査をお勧めしましょう。
原因さえわかれば、次回以降エステを安全に行ったり
化粧品を安全に選べる可能性も高くなります。
執筆者
永松麻美(ながまつあさみ):東京都世田谷区(下北沢)でエステサロン&スクールSUHADAを運営してるオーナーエステティシャン・エステ講師。サロンは11年目。初心者からエステサロン開業を目指すための技術・知識スクールを運営、卒業生の開業・経営サポートにも携わっている。美容家としてTV・ラジオ・雑誌の美容記事監修・執筆、化粧品や美容アイテムの監修メディア出演もしている。著書に「シワとりパーフェクトブック」「正しい知識がわかる 美肌事典」がある。