顔のたるみに効く化粧品
先日新規のお客様に
とご相談を受けました。
たるみに効く化粧品・・・
皆様はあると思いますか?
私は半分は普通に答えるなら
「ない」と答えますが
限定的に「ありえる」と思ってます。
まわりくどい?
でもちょっと複雑な話なので
たるみが気になる!
なんとかしたい・・・!
という方はぜひ
お付き合いください。
まず「たるみ」ってなんのか。
加齢とともに現れてくる現象で
皮膚や筋肉が衰えることで
肌・脂肪・筋肉を支えられなくなり
下に下がってくることを指します。
よく「重力に負けて下がる」
なんて言い方をしますが
若いころは皮膚にハリがあり
筋肉も質・柔軟性があり
高さを保っていますが
本来の位置よりも
下に下がって垂れた
状態になってしますのです。
40代以降のお顔の悩みでよく聞く
・肌のハリ・弾力が減った
・ほうれい線
・ゴルゴ線
・マリオネット線
・頬のたるみ
・フェイスラインのもたつき
・二重顎
・目のたるみ、眼瞼下垂、目がぱっちり開かない
・頬がこけてきた
・人中(鼻の下が伸びてくる)
・あごがまるくなる、出てきた
・ブルドック顔
・眉尻・目元が下がってきた
・毛穴の目立ち、縦長に伸びてくる
などは全て
「たるみ」の進行とともに
現れる現象です。
どこが目立りやすい、出やすいか?は
骨格的なことを始め遺伝的な要素
脂肪の量、つき方、生活習慣や
日常のケアなどで変わってきます。
2.たるみが起こる仕組み
お顔というのは
頭蓋骨と顔面頭蓋という
頭部分と顔部分の骨が土台となっています。
その上に、筋肉(腱・靭帯)があり
その上に脂肪がついて
皮膚があります。
身体と顔の大きな違いとしては
表情筋といって感情や表現したり
話したりするときに使う
「表情筋」という繊細な
筋肉がついていることです。
表情筋は筋肉から
皮膚にかけてついてるため
豊かな表情の変化を作りますが
よく動く、繊細ゆえに
シワの原因にもなります。
お顔に比べて身体はあまり
シワにならないのは表情筋ではなく
もっと大きく強い骨格筋で
覆われており、骨から皮膚ではなく
骨から骨にかけてついているからです。
構造がそもそも違うんですね。
では、たるみは直接的に
なぜ起こるかというと・・・
骨・筋肉・皮膚
この3つの変化で起こります。
骨の変化は一旦置いておき
一番影響が大きく
テコ入れしやすい
「筋肉」「皮膚」の
話をしていきます。
ざっくり言うとそんな感じです。
なのでたるみをケアするなら
皮膚・筋肉のハリ弾力・柔軟性の
いい状態をつくることが必要です。
3.たるみの原因は?
先ほど皮膚・筋肉の衰えは
加齢で・・・とお伝えしましたが
「加齢だから仕方がない」
という訳ではありません。
対策できることはたくさんあります。
①皮膚のたるみの原因
皮膚表面の乾燥を防ぐことはもちろん
肌の奥の部分「真皮層」という部分で
コラーゲンやエラスチン
といった結合組織が
変化してくると
皮膚全体が痩せて
皮膚のたるみが進行します。
真皮層をいい状態に保ち
ハリ弾力を失わないことが重要です。
そのために・・・
・日焼けをしない(UV対策をする)
・保湿をする
・ハリ弾力を与える美容成分を利用
・肌の代謝をサポート
・たんぱく質をしっかりと摂取する
・バランスの良い食事・睡眠・運動
などが大切です。
②筋肉のたるみの原因
皮膚全体を支えている
土台は筋肉です。
筋肉がコリにより
血液やリンパの循環が
悪くなったり
痩せることによって
たるみが進行するを防ぐのが大事です。
たるみを進行させないために
できる筋肉ケアは
・お顔のコリや表情の癖を放置しない
(特に食いしばりがある方は要注意)
・柔軟性を保つためにお顔・頭部・肩まわりストレッチやマッサージ
・仰向けで寝る
・猫背などにならないよう姿勢を綺麗に保つ
・片側で噛むなどの癖に注意
などが挙げられます。
「プラスでケアする」ことも大事ですが
実は「やらない方がいいこと」も大事なんです。
全部はなかなか難しいですが
できるところからやってみましょう。
肌のハリ弾力を保ちつつ・・・
お顔の筋肉を若々しく保つ
これがたるみケアの鉄則です。
4.たるみが起こりやすいパーツ
たるみはお顔全体で起こりますが
特に変化しやすいパーツが以下になります。
- 目元のたるみ・・・目の周りは皮膚が薄く、また長時間のPCやスマホなどで酷使することが多いため、たるみが発生しやすい部位です。上まぶたがかぶさり、目が腫れぼったくぱっちり開かない。また目の下に脂肪がぽこっと出っ張ってるくる眼瞼下垂といったたるみもあります。
- 頬のたるみ・・・頬のたるみは小鼻から口角にかけて向かって「ほうれい線」が表れてきます。また、その上にゴルゴ線が目立つことも。
- 口元のたるみ・・・頬の筋肉のたるみ、また口元が衰えると「口角が上がらず笑顔がにっこりとしない」「不機嫌に見える」などの現象が起きてきます。また、口角からあごにかけて腹話術人形のように線が入り「マリオネットライン」が現れます。
- フェイスラインのたるみ・・・頬や顎にかけてフェイスラインが全体的にたるむと「輪郭がぼやける」「顔が大きくなった」「顔が丸く、四角くなってきた」感じることがります。
特に目立のがやはり
頬・フェイスラインといった
面積が大きくお顔全体の印象を
左右するパーツです。
では、そんなたるみを予防&改善するために
できることはなんでしょうか?
5.たるみを解消するための方法
たるみを改善するためには
皮膚(真皮層)のケア
筋肉のケア
両面を行うことが大事です。
具体的に何をしたらいいのか?
について解説していきます。
たるみ肌にできるケア
皮膚の真皮層の老化(たるみ)を
防ぐにはまず第一に
日焼け止めが大事です。
なぜならば
紫外線のA波というのが
お肌の奥深く真皮層にまで影響して
お肌のハリ弾力を司る
コラーゲンやエラスチンといった
結合組織を破壊・現象・劣化させます。
劣化という言葉はかなり強く感じますが
単純に減ってしまうというよりも
切れたり、固くなったり、
質が悪くなるイメージです。
これによってハリ弾力が失われ肌が痩せ
柔らかさを失い、たるみが
水面化で進行していきます。
また、シワ・シミ・黄くすみの
原因にもなります。
例えば、化粧品成分ハリ弾力を与えると
言われている美容成分の一例としては
以下が挙げられます。
ハリに働きかける保湿成分の一例:セラミド、アミノ酸、リピジュア、糖類、ヒアルロン酸・エラスチン・コラーゲン・プロテオグリカン・プラセンタ等
シワ改善の有効成分の一例:レチノール・ナイアシンアミド・ビタミンC誘導体・ニールワン・幹細胞培養液・卵殻膜・コエンザイムQ10・GF(グロースファクター)等
ただしこういった化粧品成分は
助けにはなるものの実は
肌の真皮層に直接届くわけではありません。
なぜならば通常お化粧品は
肌の表皮の角質層という
ところまでしか届かないから。
しかし、そういった成分が
表面だったとして表皮の状態が
よくなることはわかっており
それはそれで必要なことです。
お肌のたるみが気になる方は
まずはハリ弾力をサポートする
美容成分配合の化粧品を使用しましょう。
たるみ筋肉にできるケア
実は40代以降のたるみ悩みには
筋肉ケアは一番効率的です。
化粧品を塗っただけで
たるみが良くなったと感じるのは
まだ30代のたるみ初期の方が多いです。
ハリが出てピン!として
たるみが良くなったと感じます。
お顔の筋肉は表情筋という
表情を動かすための筋肉と
ご飯を食べるときに
咀嚼するための咀嚼筋があります。
咀嚼筋は食いしばりや歯軋りをしてると
コリをつくり発達してきます。
・鉢(こめかみの上)が張る
・エラ部分が張ってくる
・顔が四角くなる
などフェイスラインに変化をこし
ほうれい線の悪化などにも繋がります。
非常に大きく強い筋肉で
お顔全体に影響するので
思い当たる人はまずは
ここをほぐす、コリをつくらない!
ことから始めましょう。
また、お顔におよそ
30種類の表情筋があります。
表情をつくるための筋肉で
喜怒哀楽を表現して人間らしい豊かな
表情や魅力をつくりだすため
繊細で細かい筋肉が多く、性質上
表情の癖でたるみやシワをつくります。
人それぞれ使う表情筋にも
個々の癖がありますが
基本的に筋肉が柔軟性を失い、
使いすぎてシワが入る。
でも使わなければ筋肉が衰えて
たるみ、下がります。
なので、柔軟性を失い
固くなったらほぐし緩める
衰えているところは鍛える
このバランスが大事なんです。
主にたるみやすい場所・関連筋肉:目や眉の表情に主に関わるのは眼輪筋や皺眉(しゅうび)筋、おでこのシワや目尻・眉尻のたるみは前頭筋、口角を上げる表情には大頬骨筋、小頬骨筋、頬筋、笑筋が関わります。
6.たるみに効く化粧品・成分は?
残念ながら現時点で
日本の化粧品関連の法律「薬機法」では
「たるみに効く」と明言できる
化粧品成分はありません。
あくまで保湿、ハリを与えるなどの
範囲となります。
ここからは主観ですが
私が注目していて
サロンで使用しお客様への変化・実感が
得られたと感じる成分をご紹介します。
そでが、DMAEです。
ディーエムエーイー。
DMAEはたるみ治療
「フレンチショットスキンリニュー」に
使用される成分です。
通常、筋肉には「アセチルコリン」という
神経伝達物質がありますが、
年齢とともに弱くなります。
これが弱くなる??筋肉を支える・動かす力が弱まります。
つまり「シワ・たるみ」が増えるんです。
このアセチルコリンに
似た働きをするのがDMAE。
すごく簡単にいうと、筋肉が効率よく
動けるようになることで
リフトアップ効果が出るような感じです。
使用したお客様の声
DMAE配合の「SAIBOWセラム」を使用した
お客様の声をいくつか紹介しますね。
私のサロンでは広尾プライム皮膚科さんが
32万件のたるみ治療からつくった
「SAIBOWセラム」というのを
サロンケアでマシン導入します。
もちろんホームケア製品もあり販売もしています。
DMAEの他にも
ヒト幹細胞(コラーゲン・エラスチンの源を活性化/肌の再生・ハリ)
植物幹細胞(表皮細胞を活性化/シワに)
AC-11(特許取得の細胞修復成分)
ナイアシンアミド(コラーゲン生成・ハリを与えシワ予防)
パルチミン酸レチノール(安全性の高いレチノール/シワ改善)
スベルトニール(脂肪燃焼・すっきりフェイスライン)
EGF(肌再生)
カルノシン(糖化予防)
などが美容成分として配合されています。
40代以降って何もしないと
お顔の筋肉がこわばって
動きが悪くなります。
例えば、笑顔で写真を撮ったのに
あとから見ると
「あれ?なんか顔が楽しそうじゃない・・・?」
口角が上がってないから
頬の筋肉が衰えたり
口角を下に下げる
ほうが強くなったり
真剣な顔が怖い顔になったり
自分のイメージと表情に
差が出てきてしまう。
女優さんやモデルさんが若々しく
魅力的に見えるのは
「表情筋がしっかり動く」
というのも大きな要因です。
→
表情筋がしっかり動くだけで
たるみの予防にもなるし
若々しく、印象もよくみられます。
お肌表面はもちろん
同時に表情筋のケアで
たるみを予防&改善し
魅力的な表情を育てていきましょう!
SAIBOWセラム使ってみたい!
という方はこちらから。
40代以降のたるみケアはSUHADA
サロン卸やエステ講習も承っております。
お気軽にお問い合わせください。
執筆者
永松麻美(ながまつあさみ):東京都世田谷区(下北沢)でエステサロン&スクールSUHADAを運営してるオーナーエステティシャン・エステ講師。サロンは12年目。初心者からエステサロン開業を目指すための技術・知識スクールを運営、卒業生の開業・経営サポートにも携わっている。美容家としてTV・ラジオ・雑誌の美容記事監修・執筆、化粧品や美容アイテムの監修メディア出演もしている。著書に「シワとりパーフェクトブック」「正しい知識がわかる 美肌事典」がある。