昔、沖縄で事務の仕事をしていた頃のこと。
最初に就職したのは、卒業したスクールの
関連会社のダンススクールでした。
毎日同じデスクに座り
パソコンの画面と向き合う単調な日々。
人手が足りなければ、発表会や撮影の裏方の仕事も
夜通し行うような何でも屋さん件・事務。
華やかな会社の完全なる裏方の仕事でした。
そんな私の周りには、本当にまぶしく
輝いて見える友人・仲間たちがいました。
彼女たちは歌やダンスのインストラクターとして
自分の才能や強みを活かして未来ある子供達や
生徒たちにレッスンをしていて・・・
自分たちもステージに立つことも。
スタジオに響く音楽、生徒さんたちの笑顔、
そして何より「先生、ありがとう!」
「今日も楽しかったです!」という感謝の言葉。
自分の好きなことで人に感謝され、
いきいきと働く彼女たちの姿は
私にとって眩しすぎる存在でした。
一方で私はというと、毎日決まった時間に
オフィスに出社し、データ入力や書類整理といった
決まりきった業務をこなすだけ。
お客様と直接関わることもなく、誰かから
「ありがとう」と言われることもない。
それどころか、支払い関係の連絡をして
どなられることもあったりで・・・。
そんな自分の現実と友人たちの充実した日々を比べては
という思いが胸の奥で渦巻いていました。
正直に言えば、嫉妬で胸が苦しくなることが何度もありました。
スタジオやステージでの友人たち見てはキラキラと
輝く彼女たちの姿に複雑な気持ちになる自分。
華やかな一方、裏ではたくさんの
努力をしてる姿も知っているから・・・
素直に応援したい気持ちもある一方で、なぜか心が
ザワザワして、時には見るのが辛くなることもありました。
そんな自分が本当に嫌でした。
友人を応援できない自分、人の幸せを素直に喜べない自分。
こんな風に思ってしまう自分に対して、
さらに自己嫌悪が募っていく負のスパイラル。
あの頃の私は、自分自身との闘いの毎日だったように思います。
でも今思えば、あの時の苦しい気持ちも、
決して無駄ではありませんでした。
むしろ、その経験があったからこそ、
今の私があるのだと確信しています。
そんな私に転機が訪れたのは、ひょんな
きっかけでエステの世界に触れた時でした。
最初は軽い気持ちで受けたエステの施術でしたが、
セラピストの方の温かい手のぬくもり、
丁寧なカウンセリング・・・。
心が温かく、そして軽くなるのを感じました。
「自分を大事にする」大切さを、感じました。
同時に、自分は自分を大切にできてないということも。
その時、心の奥で何かがパチンと
スイッチが入ったような感覚がありました。
そして思ったのです。
と。
その体験から、数ヶ月後。
私は事務の仕事をやめて、エステサロンに転職しました。
実際にお客様と向き合うようになってから、
私の人生は大きく変わりました。
お客様一人ひとりの肌に触れ、悩みに耳を傾け、
その人だけの美しさを引き出すお手伝いをする。
そんな日々の中で、お客様の表情が施術前と後で
全く違って見えることに、何度も感動を覚えました。
緊張していた表情が緩んで明るくなっていく瞬間
というお客様の言葉・・・
と指名された経験・・・。
そういった一つ一つの瞬間に
お金には代えられない深い喜びと
という確かな自信が湧いてきたのです。
そして不思議なことに・・・
以前のような友人たちに対する
嫉妬のような黒い気持ちはいつの間にか消えていました。
自分自身が自分の選択した人生を生きて充実していると
人の成功を素直に祝福できるようになるのだということを、身をもって体験したのです。
もし今、この文章を読んでくださっている方の中に
誰かの活躍を見て焦りを感じたり、自分には何もないと
落ち込んだりしている方がいるなら、どうか自分を責めないでください。
それは決してダメなことではありません。
むしろ、それはあなたがまだ心から
夢中になれる何かに出会えていないだけかもしれません。
そして、自分の可能性を信じているからこそ
そういった感情が動くのだと私は思います。
諦めていたら、嫉妬すら感じないと思うから・・・。
技術はもちろん大切ですが、それ以上に大切なのは
「人に寄り添いたい」「喜んでほしい」「笑顔にしたい」という温かい心。
そんな心を持った方々に、自分自身も輝けるエステの技術と
お客様に愛される接客の心を身につけていただきたいと願っています。
沖縄でくすぶっていた私が、エステとの出会いで
新しい自分を見つけることができたように
あなたにもきっと人生を変える一歩を踏み出していただけるはずです。
一緒に、あなたらしい輝きを見つけてみませんか?