エステティシャンなら「受ける」のも大切な勉強です

エステティシャンとして働いている皆さん
最近いつエステを受けましたか?
「忙しくて時間がない」
「お金がかかるから」
そんな声が聞こえてきそうですが
私の周りにいる「技術力の高いエステティシャン」は
積極的にエステやマッサージを受けにいっています。
もしくは・・・
すごくたくさん受けていた時期がある人が多いです。
上手な人ほど、たくさん受けている
私がこれまで出会った素晴らしいセラピスト、
エステティシャンたちに共通していることがあります。
それは、他のサロンでエステを受けることを
「勉強」「経験」として捉えていること。
月に何度もサロンに足を運び
様々な技術や接客を体験してる人も
少なくありません。
そんな風に、常にアンテナを張っているんですね。
良いところは盗み、改善点は自分の反省材料に
エステを受けるとき、お客様目線で
感じることがたくさんあります。
といった良い発見もあれば
という気づきも。
良いところは素直に学び、改善点は
自分の施術を見直すきっかけにする。
これって、とても贅沢な学びの時間だと思いませんか?
正解は一つじゃない、だからこそ面白い
エステの世界には数学のように
「一つだけの答え」「これが絶対の正解」
というものはありません。
安全面の確保など必須項目はありますが
サロンのスタイルによって様々な手法があります。
接客スタイル一つとっても、フレンドリーな
雰囲気がお客様に喜ばれるサロンもあれば
上品で落ち着いた接客が求められるサロンもある。
カウンセリングも同じです。
じっくり時間をかけて話を聞くスタイル
テキパキと要点を整理するスタイル
どちらもサロン側の意図や配慮の結果ですし、間違いではないです。
技術に関しても、ソフトタッチを好まれる方もいれば、
しっかりとした圧が心地よいと感じる方もいる。
探究心こそが成長の源
だからこそ、私たちエステティシャンには
探究心と研究心が欠かせません。
そんな気持ちで日々を過ごしていると、
自然と学びのアンテナが敏感になります。
他のサロンでエステを受けることは、
そんな探究心を満たしてくれる最高の機会。
お金を払って学べる、こんなに効率的な勉強法はありませんよね。
今度の休日、エステを受けてみませんか?
技術向上のため、お客様目線を知るため
そして自分自身をケアするため。
きっと新しい発見があるはずです。
そしてその発見が、明日からの施術を
もっと素晴らしいものにしてくれるでしょう。
エステティシャンだからこそ、
「受ける」ことの大切さを知っているはず。
さあ、次はどこのサロンに行ってみましょうか?
執筆者

永松麻美(ながまつあさみ):東京都世田谷区(下北沢)でエステサロン&スクールSUHADAを運営してるオーナーエステティシャン・エステ講師。サロンは12年目。初心者からエステサロン開業を目指すための技術・知識スクールを運営、卒業生の開業・経営サポートにも携わっている。美容家としてTV・ラジオ・雑誌の美容記事監修・執筆、化粧品や美容アイテムの監修メディア出演もしている。著書に「シワとりパーフェクトブック」「正しい知識がわかる 美肌事典」「キレイかどうかは自分で決める」「表情筋ほぐし」がある。