「手が震える…」ブランク明けの不安を自信に変える、エステ講師のマンツーマントレーニング

先日、マンツーマン講習に来てくださった
元エステティシャンの生徒さん。
小さく震える手に、ご自身が一番
驚いているようでした。
彼女は3年前に一度現場を離れ、これから
自宅サロンを開業するために
「毛穴エステ」の技術を習得しに来てくれたのです。
最初はやはり戸惑いがあったようで
少し不安そうな表情を見せていました。
でも、私はすぐに彼女の中に残る
「プロの感覚」を見つけることができました。
ブランクがあっても残る「プロの基盤」
彼女の手技を見ていて、まず驚いたのは
無意識にとっている美しい姿勢でした。
疲れない、綺麗な姿勢で座れていること。
目線から手までの距離の保ち方がバッチリ。
これらは一朝一夕で身につくものではありません。
時間がたっても、以前やってきたことが
しっかりと身についてる証拠です。
そう伝えると、彼女の表情が少し明るくなりました。
初心者の方は、どうしても手元にばかり
意識が集中して、姿勢が崩れがちです。
でも経験者の方は、たとえブランクがあっても、
お客様への配慮や身体への負担を考えた動きが自然に出る方が多いです。
「完璧じゃない今」だからこその価値
練習を進める中で、彼女はこんなことも話してくれました。
以前のサロン勤務でできなかったこと。
子育てや他の仕事を通じて培った「人への気遣い」や「丁寧さ」が、
エステティシャンとしての感性をより豊かにしてくれたのかもしれません。
経験の積み重ねは決して失われない
施術を終える頃、彼女の手の動きはまだ固さは残りつつも
見違えるほどスムーズになっていました。
技術はブランクがあってもいくらでも練習で取り戻せるし
新しく身につけてパワーアップすることができます。
ブランクの間の人生経験や人との向き合い方も
その後のエステティシャン人生に絶対に役立つ財産になります。
一度仕事から離れたからみえるものも、あるはずです。
あなたの経験は色褪せない宝物
もしあなたが復帰に不安を感じているなら、こう考えてみてください。
あなたがこれまで積み重ねてきた経験、
お客様との関わりで学んだこと、現場で培った感性。
これらは決して失われることのない宝物です。
そしてそれこそが、これから出会う
お客様にとって最も価値のある「安心感」を生み出すのです。
一緒に新たなスタートを切りませんか
技術への不安で一歩を踏み出せずにいるなら、
ぜひ一度お話を聞かせてください。
あなたの中にある経験という財産を、一緒に磨き直していきましょう。
完璧でない今だからこそ見えてくる、新しいエステティシャンとしてのあなたに出会えることを楽しみにしています。
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執筆者

永松麻美(ながまつあさみ):東京都世田谷区(下北沢)でエステサロン&スクールSUHADAを運営してるオーナーエステティシャン・エステ講師。サロンは12年目。初心者からエステサロン開業を目指すための技術・知識スクールを運営、卒業生の開業・経営サポートにも携わっている。美容家としてTV・ラジオ・雑誌の美容記事監修・執筆、化粧品や美容アイテムの監修メディア出演もしている。著書に「シワとりパーフェクトブック」「正しい知識がわかる 美肌事典」「キレイかどうかは自分で決める」「表情筋ほぐし」がある。