無料相談で、時々こんな質問をいただきます。特に、40代からエステティシャンを目指す方に多い期待です。
もちろん、私の運営するSUHADAエステスクールの卒業生で、卒業後すぐに転職したり、開業してうまく言ってる人はたくさんいます。でも・・・正直にお伝えします。
なぜなら、サロンを開業して実際にお客様と向き合うと、教科書通りにいかないことばかりだからです。
ある生徒さんからの相談
先日、こんな相談を受けました。
その生徒さんは、とあるエステスクールの卒業生。以前通ったスクールでの学びでは自信つかずに、私のスクールに入学し直してくださり、すぐのことでした。以前のスクールで学んだ通りに丁寧に施術をしました。でも、お客様の肌が赤くなり、皮がむけてしまったのです。
詳しく聞くと、そのお客様はお肌が弱い方だそうで・・・摩擦や熱で赤くなる敏感肌でした。そして、私に相談してくれたのです。お客様(ご友人)のお肌が心配になり、考察や対応を含めて私に相談してくれました。
「手順」だけでは対応できない現場のリアル
多くのエステスクールでは「手順を覚える」ことに重点が置かれ、こうしたトラブルへの対応力まで教えていません。
現場では、いろんなことが起こりえます。例えば・・・
- お客様がアレルギー体質だった
- 化粧品の成分が合わなかった
- 施術後に新しいクリームを試して悪化した
- 「皮膚科に行くべきか」の判断を求められた
- 友人顧客とのプロとしての境界線に悩んだ
- 美容医療とエステの併用について相談された
これらすべてに、絶対の正解はありません。
でも、対応する力は必要なんです。
エステティシャンに本当に必要な5つの力
17年この仕事を続けてきて、現場で通用するエステティシャンには、技術以外に5つの力が必要だと実感しています。
- トラブル対応力 :「肌が赤くなった」「思っていた効果と違う」など、予期せぬことが起きた時、冷静に対応できる力。
- 成分を読み解く知識 :「敏感肌用だから安心」ではなく、グリチルレチン酸、界面活性剤、ビタミンCなど、成分ごとのリスクを理解する力。
- プロとしての境界線 を引く:「できること」と「できないこと」を線引きし、必要な時は皮膚科への受診を勧める判断力。
- お客様の話を聞く力:過去に合わなかった化粧品、生活習慣、アレルギーの有無など、カウンセリングで情報を引き出す力。
- 失敗から学ぶ姿勢:完璧ではない自分を受け入れ、トラブルを次に活かす前向きさ。
SUHADAスクールが大切にしていること
SUHADAスクールでは、技術だけでなく、こうした実践力を身につけることを重視しています。
【ケーススタディで学ぶ】
実際に起きたトラブル事例を、みんなでディスカッション。「あなたならどうする?」を考えることで、判断力が育ちます。
【カウンセリング力をつける】
トラブルやクレームを避けるため、そして安全にトリートメントを行いお客様に結果をもたらすために重要なカウンセリングについて理論・ロープレの両輪で学びます。
【皮膚理論に基づいたロジカルな肌分析】
なぜ肌荒れが起きるのか、なぜその施術が必要なのかを理論的に理解することで、自信を持ってお客様に向き合えます。
【卒業後も一生サポート】
卒業したら終わり、ではありません。開業後も、困った時はいつでも相談できる体制を整えています。
「完璧じゃなくていい」というマインド
今回相談してくれた生徒さんは、こう言いました。
その気持ち、すごくわかります。
でも、エステティシャンも人間です。完璧である必要はありません。
大切なのはトラブルが起こったときに自分で考え対処する力をつけること。そして・・・
- わからないことは、素直に「わからない」と言える誠実さ
- トラブルが起きた時、逃げずに向き合う責任感を育むこと
- 自分だけで抱え込まず、相談できる環境を持つこと
SUHADAスクールでは、「失敗しても大丈夫」という安心感の中で、実践力を育てています。
現場で通用するエステティシャンになるために
そんな不安を抱えているなら、まずは無料相談にいらしてください。
あなたの不安や悩みを、じっくり聞かせていただきます。
下北沢のエステサロン&スクールSUHADA