青空の下、球場に響き渡る快音。 私たちがテレビのニュースで目にするのは、華やかなホームランや、160キロを超える豪速球のシーンです。しかし、キャンプ現地で私の目が釘付けになったのは、その真逆にある「地味な基礎の反復」でした。
一見、退屈に見えるティーバッティングも、選手たちは左腕だけの動き、右腕だけの動きを一つひとつ切り離し、何度もフォームを確認していました。
ブルペンへ足を運ぶと、投球練習の前に、ゴムチューブを踏んで、セットポジションからの体重移動を何度も何度も何度も確認する投手の姿。傍らにはコーチが寄り添い、数ミリのズレも許さないといった様子で、正しい動きを体に叩き込ませていました。
「プロだからこそ」基礎の土台
プロ野球選手ともなれば、野球・運動センスや高い身体能力があるのは当然です。それでもなお、彼らはキャンプでの時間を使って、徹底的に基礎を見直ししていました。
3チーム観に行きましたが、やり方はそれぞれでも、基礎や細かい練習をしてないチームはありませんでした。
「正しい形」「自分の身体を最大限に活かす動き」という土台が崩れれば、どんなに高い身体能力も発揮できないのかもしれません。そしてそれをいつも、どんな体調、コンディションや環境でもできないといけない。
プロが戦う相手もプロだから、ほんの少しの差が結果を左右する。そんな厳しい世界なのかもれません。
身体能力はいらない、必要なのは基礎と理解
エステティシャンやセラピストという仕事が、プロ野球の世界と決定的に違う点があります。
それは、「子供の頃からやっていなくても、特別な身体能力がなくても大人になったからはじめてもプロになれる」ということです。
野球で150キロの球を投げるには努力の上に天賦の才が必要かもしれません。しかし、お客様の肌の状態を正確にみて、適切な圧とリズムでトリートメントを行うことは、「正しい皮膚理論」と「手技の基本の型」さえあれば、後からいくらでも習得可能です。
大切なのは、プロ選手がブルペンでチューブトレーニングを繰り返すように、なぜその圧なのか、なぜその方向なのかという根拠に基づいた動作を、一つずつ確実に定着させることです。そして環境やお客様に合わせていく応用力を身につけていくことです。
プロのアスリートでさえ、基礎練習をあんなに大事にしてるんだから・・・私たちエステティシャン、セラピストも基礎を大事にするべきだなと改めて実感しました。アカデミーのレッスンも。技術も知識も、もっと細かく、丁寧に、よりこだわっていきたいと思います。
SUHADA ACADEMYが、基礎を徹底する理由
華やかに見えるエステの世界ですが、お客様の信頼を勝ち取るのは、最新の流行ではなく「圧倒的な安定感」です。
私が教えるのは、感覚的な「なんとなく」の技術ではありません。 2万人の肌を診てきた実績に裏打ちされた「理論(ロジック)× 徹底した基礎の型」です。
感覚に頼らないからこそ、着実に結果が出る。 センスに頼らないからこそ、年齢も経験も関係なくプロとしてのスタートが切れる。
沖縄で、スター選手も黙々と基礎や土台をつくる選手たちの姿に、改めて背筋が伸びる思いでした。 「私は、受講生が現場で迷わないための『揺るぎない土台』を手渡す講師であり続けたい」と改めて感じました。