フェイシャルエステの備品選びQ&A
その1.拭き取りの種類とスポンジの選び方
目次:1.拭き取り方法についての基本 2.フェイシャルスポンジの種類と選び方
拭き取り方法についての基本
フェイシャルエステで欠かせない
「拭き取りアイテム」。
クレンジングや洗顔、パックなど
化粧品を拭き取りアイテムについておさらいです。
一般的なフェイシャルエステでは
拭き取り方法として以下があります。
ホットタオル(スチームタオル)
フェイシャル用スポンジ
ウェットコットン
一応解説をしておくと・・・
他にもスポンジチーフでがありますが
コストがかかる傾向があるので
あまり使用してるサロンは少ない印象です。
また、化粧品メーカーによっては独自の
拭き取り方法を推奨していることもあります。
基本的には拭き取りの刺激が強いものほど
しっかりと化粧材を拭き取れるメリットがあり
肌に優しい方法ほど
拭き取り残しのデメリットがあります。
肌に優しいからといって
拭き取り残しがあったり
残らないように何度もこすったりしては
結局は肌への負担が増えてしまいます。
フェイシャルスポンジの種類について
スポンジといってもいろんな種類があります。
一般的にはオーバル型(卵型)で
女性の片手で掴めるくらいのサイズのもので
色はピンクやオレンジが多いです。
購入場所、メーカーによって
・サイズ
・キメの細かさ
・厚み
・色
などに違いがあります。
基本的には以下を参考に。
サイズ、大・キメ荒・厚み厚めはこの逆になります。
|
サイズ(小) |
キメ(細) |
厚み(薄い) |
色 |
メリット |
扱いやすい |
肌あたり優しい |
扱いやすい・小回り |
好み |
デメリット |
拭き取り範囲が狭い |
拭き取りにくい |
痛むのが早い・刺激でやすい |
好み |
選び方の目安としては・・・
ちなみに、クレイなど重い拭き取りにくあい
テクスチャーの化粧品や
スクラブなど粒々系を拭き取るのに
拭き取りがよりしっかりとできる
ファイバースポンジなどもあります。
使用化粧品によっては便利ですが、
肌への刺激は強くなるので
テクニックは必須です。
化粧品との相性やエステメニュー全体のバランス、
拭き取りの回数
お客様の肌タイプを考慮して
どのアイテムを選ぶかはとても大事です。
正しく選んだうえで
どのアイテムを選んでも
拭き取り残しがなく
摩擦など刺激を最小限にする
これは施術者のテクニック次第です。
エステやリラクゼーションサロンにいって
拭き取りが下手だと
がっかりしてしまうばかりか
拭き取りテクニック不足で赤みが出たり
トラブルになることもあります。
しっかりと技術力も上げていきましょう。
執筆者
永松麻美(ながまつあさみ):東京都世田谷区(下北沢)でエステサロン&スクールSUHADAを運営してるオーナーエステティシャン・エステ講師。サロンは11年目。初心者からエステサロン開業を目指すための技術・知識スクールを運営、卒業生の開業・経営サポートにも携わっている。美容家としてTV・ラジオ・雑誌の美容記事監修・執筆、化粧品や美容アイテムの監修メディア出演もしている。著書に「シワとりパーフェクトブック」「正しい知識がわかる 美肌事典」がある。