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先日新規出店にあたり
エステサロンのスタッフ様向けに
1day講習で技術・知識の講師をしました。
1day講習についてはこちら
後日、訪問指導を希望されたので
都内某所のサロンへ行ってきました。
今回訪問に伺ったサロン様は・・・
エイジングケアを得意としたエステサロン。
山手線・総武線の駅徒歩3分という
良立地です。素敵!
5時間コースで伺いスタッフ様への
技術指導・カウンセリング指導とあわせ
動線確認などもこないました。
エステサロンの物件は
・一戸建て
・店舗
・マンションの一室
・自宅
など様々あります。
今回はマンションで2部屋のサロン様。
エステサロンやリラクサロンの場合
保健所の登録はいらないので
内装もインテリアなど全て自由です。
しかし以下を考慮しながら
サロンの動線を考える必要があります。
・エステティシャンの動作がスムーズか
・お客様の動作がスムーズか
・安全面
物が多くて倒れてくるとか
つまづくポイントがあるとか・・・
間取りやつくりによっては
仕方ない部分があっても
サロンには幅広い年齢の方が
いらっしゃいます。
妊婦さんや高齢の方、
怪我やお身体が不自由な方も
いらっしゃるかもしれません。
なるべくどんな方が来ても
安全にエステを受けれるよう
できる限り配慮が必要です。
今回行ったサロン様は
大型のエステ機器のコードが
エステティシャンの
動線上にあったため
ひっかかったりするリスクが。
私は大丈夫、と思っていても
疲れていたり急いでいたりすると
つい動きが雑になったりするので
なるべく動線上にコードや障害物は
おかない方が安全です。
もちろんお客様の動線上にも!
機械は高額なため
破損は大きな出費につながったり
修理に時間がかかることもあります。
また、何よりも・・・
お客様やエステティシャンの
安全上倒れたり、ぶつかったり
不用意な接触がないようトラブル
しないような配慮は必要です。
今回、機器の位置は
サロンの間取り上変えられなかったため
エステティシャンの動きがなくて済むように
備品の位置を変更しました。
備品を置くワゴンの台が小さすぎると
作業がしにくく
=こぼす、落とす、音
などのリスクあります。
なので今回は
大きめワゴンの購入をお勧めしました。
とくにフェイシャルエステの場合は
洗顔泡をつくる、パック剤の用意
ボウルにお湯を入れて用意など
ちょっとした作業が必要になることが多く
ワゴンのスペース確保は大事です。
たまにお客様の寝ているベッド脇や
頭のところに物を置いたり
作業している施術者を見かけます。
衛生面でもおもてなし面でも
効率面でもNG !
施術者が数人いるサロンの場合や
様々なメニューがある場合はワゴンは
キャスターつきが便利です。
可能なら作業するワゴンは
利き手側に置くとスムーズです。
動き方にもよりますが
利き手と反対側だと時間のロスや
ものを落とすなどの可能性が増えますし
施術をこなす人数が多ければ
施術者の負担にもなります。
また、ワゴンはなるべくお客様の目に触れづらい
位置に配置するのが理想です。
お客様がカウンセリングを受ける際
目線が悪くて気が散る=話に集中できない
位置にあったためカウンセリング時の
エステティシャンの座る
位置と高さを変更しました。
サロンコンセプトにもよりますが
可能な限りお客様の位置からは
エステティシャン・カウンセリングツール
以外の情報が入ってこないよう配慮しましょう。
成約率をあげるなどの意味もありますが
お客様自身の大切なお肌や体のことを
お話ししていただくこと
しっかりと集中して聞いていただくことは
改善のために必要なことでもあり
大事なおもてなしでもあります。
お客様の動線上の目線や
障害物がないかの確認。
そして大事なのが「光」です。
カウンセリング、お着替え場所
施術時、ドレッサー・・・。
明るさやライトの
色味など配慮が必要です。
今回訪問したサロン様は
ドレッサーが暗め
=メイクしづらい、エステの肌変化わかりづらい
トイレが明るすぎる
=一気に現実に引き戻されます
ベッドに寝ると眩しい
=施術部屋全体はちょうどよい明るさですが
ベッドに寝てお客様目線になってみると
眩しい状態でした。
光量の調整ができないライトだったので
位置と向きを調整して解消しました。
※フェイシャルエステの場合
お客様の肌をしっかりと観るためには
色味や明るさは必要です。
リラックスできないかもしれませんが
すくなくとも肌タイプを見たり
肌の変化を見る必要があるメニューは
明るい状態で行いましょう。