小田急線・井の頭線/下北沢駅から徒歩5分
小顔・肌再生エステサロンSUHADA

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小顔・肌再生エステサロンSUHADA
  • ブライダルエステ受けました。人一倍肌が敏感だった為、トラブルも多かったのですが、色々相談に乗っていただき、きめ細やかな対応で、最高の状態で挙式を迎えられました。SUHADAさんい出会えて本当によかったです。ありがとうございました!
  • 肌質改善90分コース 至福のひとときでした。 ニキビへの対応&自分の肌質を聞けて今日からまたホームケアを見直して頑張ろーっと。
  • 施術後にお肌にハリが出て、リフトアップしました。最近ほうれい線が気になっていたのが気にならなくなりました。首・方のコリも楽になって、気持ちよかったです。ありがとうございました。
  • 顎のラインがスッキリして 頬の位置が上がりビックリ 首、方のガンコな凝りにもビリビリ効いて終わった後とっても軽くなりました。 またやりたーーい。
  • 毛穴洗浄コース お肌をさわって、before、afterがはっきり違いが分かり、実感できました。 顔全体が軽くなりました!ありがとうございます。
  • 初めて小顔マシンを体験して…肌に吸いつく様な不思議な感覚と少しピリピリとする刺激が心地よく施術中から変化を感じられました。終わりには顔・首まわりの重さがスッと上へ抜けていってくれた様で気持ちもすっきり!!
  • くすみ、むくみ、ザラつきがひどく、悩んでいましたが、エステ後びっくり!!!全て変化していておどろきました。マッサージもとっってもきもちよかったです!!ありがとうございました。
  • 肌があかるくなり、とってもしっとりしました。朝の顔で別人になり、ビックリです。頭とかたもとても軽くなりました。うでがあがるようになり、うれしいです。
  • 施術中から、顔がちっちゃくなってくのが実感できて、鏡を見るのが、とても楽しみでした。そして見てびっくり!!フェイスラインが大違い!!!!スッキリー。施術中のビリビリ感もきもちよかったです。

人に触れる仕事をするための感性

エステティシャン

 

バリで出会った若いセラピスト

今回のバリ島旅ではアーユルヴェーダ施設での3日間、集中的にトリートメントを受けたのだけど、大きく印象に残っているのがセラピストの存在。

 

私の担当になったのは、はにかんだ笑顔が魅力的な、バリ人の若い女の子だった。化粧っけはなくナチュラルだが、髪をぴっちりと綺麗に結い上げて赤い口紅をしっかりとつけていた。この国の人たちは、はっきりとしたカラーの口紅を好む。

 

始まりの「儀式」

彼女は声のトーンが非常に優しく、まるで長年の友人かのように柔らかく語りかけてくる。トリートメントが始まる前、ベッドに横たわるとそっと「はじめていくよ」と言う。そして私の身体の前で手を合わせて、目を瞑り、そこで一瞬、時が止まる。そっと私のお腹と額に触れて「リラックスして」と言う。

 

彼女の手の温かさを感じながら、私は自然に身体の力やこわばりが解けるのを感じて、身体中の空気をゆっくり大きく吐ききる。自然に鼻から新鮮な酸素が入り、肺をいっぱいに満たす。これを数回繰り返した後、オイルトリートメントが始まっていく。

 

この最初の儀式は3日間、少しの狂いもなく行われた。1日目よりも2日目、そして3日目と、私とセラピストの息があってきたようにも思えたし、私自身の呼吸が深く、ゆっくりになるのを感じた。

 

日本のスパやサロンでもこう言った最初の呼吸はよくあるのだけれど「深呼吸してください」と言われると、なぜか緊張し「深呼吸しなきゃ」と思うとうまく呼吸ができなくなる感覚に陥ってしまう。

 

余計な力みがない施術

海外ならではの開放感もあるかもしれない。でも、彼女のセラピストとしての力なのでは、とも思う。施術の間中、彼女の身体や手、雰囲気からは一生懸命さや必死さは一切感じなかった。言い換えればそれは「この人の身体をよくしてあげたい」「満足させるためにがんばらなきゃ」みたいな余計な力みやプレッシャーがない状態。セラピスト自身も心身ともにリラックスしてないとできないことだ。リラックスと集中の両方が必要なんだろう思う。

 

もちろん、施術中に施術者がリラックスするには技術力は絶対に必要だ。手順を追っていたり、自分の身体や手が思うように動かない状態では、そんなトリートメントは絶対にできない。技術があり、知識があり、その上で精神的な部分が必要なのだろう。

 

ゆるんで、ほどけて、とけていく体験

トリートメントのあいだ、そこには深い呼吸とリラックスがあって、身体のつまりやコリ、強張りがゆっくりと解けて、溶けて、流れ出ていくのを、ただ感じていた。天と地と、自分が一体になったような、空気の一部になったような感覚だというと、少し大げさだろうか。いや、決して大げさではなくあの時の私は、きっと溶けて自然の一部になっていたように思える。

 

トリートメント中、何度かセラピストがそこにいる、触れられているのすら忘れるほど私は夢うつつだった。

私自身の存在もセラピストの存在も無に近い状態で、ただただ心地よく、温かいのを感じていた。透明になったような、ただそこに存在してる状態。もしかしたら、トリートメントにおいてセラピストは「無」に近い状態が一番、受け手がリラックスし、心地よさを感じられるのではないか。あとから振り返り、そんなことを思う。

 

「お客様にしてあげたい!」という想い

私はエステの仕事を十数年してきて「お客様を満足させたい」「綺麗にしたい」「癒したい」など、目の前の人のためにしてあげたい、その結果、喜んでほしい、よくなって欲しいと思ってきた。そう思うのがセラピストやエステティシャンとしては当たり前で大事なことだと信じてきたし、その想いが向上心に繋がり勉強や技術習得をがんばってこれた。そしてお客様が喜んでくれたという実感があるからこそ、この仕事を続けてこれた。

 

それなのに、日本で自分がマッサージやエステを受けにいくと感じてしまう、施術者のそういった「想い」が重たく感じられたり、プレッシャーになってる自分に気が付く。

 

エステティックの価値

私のサロンはアーユルヴェーダでもなく、リラクゼーションサロンでもなく、エステティックの範疇だけど、人に触れるトリートメントという意味では似た仕事だ。

 

人の身体、肌に触れるということは、その人の心や人生に触れることにも通じている。施術者の想いを込めることよりも、ありのままのお客様、お客様の肌や身体への敬意の方が大事なのかもしれない。

 

日本での日々の施術はどうしても、時間や環境の制約の中で行わざるを得ないし、バリ島の施設のように自然の中にあるわけではない。だけど、時間に追われ、忙しい日々を過ごし、時には焦りや不安を感じていたり、自分を労る時間がなかなか取れないお客様がサロンにやってくるからこそ、少しでもそんな日常や心身のこわばりから、解放される時間を提供したい。

 

私の仕事はあくまでエステティックでお客様の肌を改善したり、リフトアップしたり、綺麗にする仕事ではあるけれど、綺麗にするだけなら他にも方法はいくらでもある。だけど、他でもないエステだからこそ価値があること、その意味の一つを強く実感できた経験だった。

 

理想とする施術にたどり着くために

自分自身の伸び代も感じつつ、良いトリートメントをするためには接客時だけではなく、自分自身の日々の生活、生き方も含めて見直していく必要があることを強く認識した。

 

自分自身が日々緊張して、頑張りすぎで、ストレスを溜め込んだガチガチの心と身体では、いい施術なんて絶対にできない。お客様に触れてない時間をどう過ごすかが大事なのだ。「人に触れる仕事」をただの仕事として、生活のための糧にしてしまったら、この仕事を選んだ意味はなくなってしまうし、お客様にとって良いトリートメントを提供することはできない。

 

私の担当だった彼女はきっと、お金のため、仕事のためトリートメントをしてるわけじゃないのだろう。もちろんこの仕事が生活の糧にはなってるのだろうけど「それだけ」ならあんな施術は絶対にできない。彼女からは、雑念が一切感じられなかったし、彼女自身のトリートメントと同様に、彼女の身体には余計や力みやコリや硬さがないように見えた。細くても体幹がしっかりしており、重心が低く佇まいが美しかった。

 

次に彼女にあったら、聞いてみたい。彼女はトリートメントについてどんな考えや想いをもっていて、トリートメント中はどういう感覚なのか。次に会えるころには私ももう少し、心も身体も力みの取れた施術者になっていたい。ストレスフルな日本でどこまで実践できるのか試行錯誤して、成長していたい。

 

 

 

執筆者

永松麻美(ながまつあさみ):東京都世田谷区(下北沢)でエステサロン&スクールSUHADAを運営してるオーナーエステティシャン・エステ講師。サロンは11年目。初心者からエステサロン開業を目指すための技術・知識スクールを運営、卒業生の開業・経営サポートにも携わっている。美容家としてTV・ラジオ・雑誌の美容記事監修・執筆、化粧品や美容アイテムの監修メディア出演もしている。著書に「シワとりパーフェクトブック」「正しい知識がわかる 美肌事典」がある。

 

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