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【最近一番怖かったこと】エステ業界の闇?私が「ハーブピーリング炎上」に恐怖した理由
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この記事は、永松の思ってることコラムです。下北沢で肌質改善・小顔リフトアップを叶えたい方へ世田谷区・下北沢のフェイシャルエステサロンSUHADAでは、シワたるみやリフトアップ特化した人気施術を提供中。
最近すごく怖かったことがあります。
同業者の方は知ってる人も多いかもしれません。
SNSで「ハーブピーリンのあと肌がかなり腫れてしまった」
肌トラブルが出たというお客様の投稿がありました。
写真を見る限り、火傷に近いくらい赤く腫れがあり
痛みや熱をもってる状態のようでかなり痛々しい状態・・・。
そのお客様がサロン側に相談したところ・・・
「好転反応です」と言われ誠実な対応に欠けていたと。
同じエステ業界に身を置くものとして
お客様に心苦し気持ちになりました。
それと同時にすごく苦しくなった。
その投稿に対して・・・
- 善意をもってアドバイスやコメントをする人
- 自分の商品やサービスを進める人
- 自分の考えとともにシェアしている人たち
いろんな反応がありました。
それがSNSの世界なんだけれど・・・
中にはサロン側を強い口調で叩いてる人もいました。
もちろんこのお客様の投稿を見れば、
サロン側の対応を非難したくなる気持ちもわかります。
また、真面目にやってる自分達までエステは
「危険」「悪徳」「不誠実」と思われたり・・・
サロン業界全体へのダメージになるなんて、勘弁して!と
いう気持ちもわかります。
大前提としてこの件で
一番救われるべきはお客様です。
一番お辛いのはお客様です。
だけど・・・・
同時に、わたしは
「いつ自分も同じようなトラブルを出すかわからない」
という危機感もあります。
トラブルを出したくて出す
エステティシャンやセラピストはいません。
でも、技術・知識・経験不足の人はいます。
人間だから「大丈夫」と気が緩んだり、甘くみたり
してしまうことももあるかもしれない。
カウンセリング不足やお客様はわかってくれてるだろうと
安心してしまうこともあるかもしれません。
トラブルの後の対応は確かに悪かったかもしれない。
でも、それが新人スタッフだったり新人ではなくても
ちゃんと教育を受けた経験のない人で
本当に「好転反応」だと信じていたら・・・?
大事なのは、同じようなトラブルを
自分が起こさないために何をするかです。
肌トラブルは、お客様自身が自覚していない
アレルギーの場合、避けられないこともああります。
パッチテストをしても腕ではでないけど、
顔で出ることもある。パッチのやり方もあります。
「肌に優しいものだから」
「この商材は大丈夫」
そういうメーカーやブランドの謳い文句を
信じきってないといえますか?
サロン保険に加入したり
「トラブル」が起きた時の対策をしているのか?
お客様への結果を出してあげたい気持ちが
先走って「安全性」を軽視していないか。
自分を振り返る必要があります。
自信をもって施術にあたるのは必要です。
でも、同時にいつも「怖さ」を抱えておくことも大事です。
エステティシャンってその場だけの結果、キレイではなくて
お客様の一生のお肌、人生に関わる仕事です。
肌や体は時に想定をしない反応をすることもあります。
だからこそ、その可能性を極力低くするための知識が大事。
商品の成分を学ぶだけじゃなくて、そもそもの
「皮膚」の構造や役割、機能について学びを深める必要があります。
アレルギーの仕組みなど、人の体について知らないといけない。
後出しで、トラブルを出したサロンを
「そんな酷い対応をするなんて」
「知識不足だ」とサロンを非難するのは簡単です。
でも・・・
トラブルを出したサロンよりも・・・・
「自分は絶対にそうならない自信をもってる人」の方が、私は怖いです。
悪気があってお客様を傷つけるセラピストなんて、いません。
いつだって、技術不足・知識不足や認識不足が不幸を招きます。
そして・・・
「お客様をよくしたいと、良かれと思って」
やったことが引き金にトラブルが出ることがほとんどです。
だから、エステティシャンとして
一番最初に「心構え」を学ぶ必要がある。
知識を身につける必要があります。
私も自分を振り返るきっかけになりました。
今までトラブルがなくても、何年もやってるベテランであっても。
何度でも振り返ることが大事です。
追記:スクールの卒業生かこんなメッセージが来ました。
私はこのメッセージを見た時に、スクールで伝えてことがしっかり伝わってるなと感じて少し嬉しくなりました。そう、配慮しても、細心の注意を払っても・・・トラブルはゼロになるなんて言い切れない。だから「明日は我が身だと自分の身を引き締める」ことが大事です。「私はトラブルなんか出さない」そう思ってるのは・・・お肌のことをまだ知らないからかもしれません。今まで幸運にも、たまたま出なかっただけかもしれません。慣れや奢りがないか?振り返る人であってほしい。お肌は生ものであり、十人十色だから。施術者として、そういう怖さや緊張感をもっていたいと改めて感じます。
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執筆者

永松麻美(ながまつあさみ):東京都世田谷区(下北沢)でエステサロン&スクールSUHADAを運営してるオーナーエステティシャン・エステ講師。サロンは12年目。初心者からエステサロン開業を目指すための技術・知識スクールを運営、卒業生の開業・経営サポートにも携わっている。美容家としてTV・ラジオ・雑誌の美容記事監修・執筆、化粧品や美容アイテムの監修メディア出演もしている。著書に「シワとりパーフェクトブック」「正しい知識がわかる 美肌事典」「キレイかどうかは自分で決める」「表情筋ほぐし」がある。