なぜ私は過去の失敗を語るのか?「かわいそう」じゃない、コンプレックスを乗り越えた私の話

時々、そんな風に聞かれることがあります。過去の私がいかに自己否定に囚われていたか、コンプレックスに苦しみ、エステティシャンとしてうまくいかなかったか…そんな話ばかりしていると、「かわいそう」「根暗」と思われてしまうかもしれません。
でも、私が過去を語る理由は、決して同情を引くためではなくて。
私は「嘘をつけない、不器用な人」です。会社員時代にお客様や自分に嘘をつくような感覚に耐えられず、独立の道を選んだほどで・・・。そんな私が、キラキラしたサロンオーナーです、とか成功談だけを語るのは違和感があって。
本を出版したり、講師業をしてると先生って呼ばれて、なんだか「すごい人」に見られることもある。
でも、全然すごくない、泥臭い努力をしたり、努力すらできないダメダメな時期があったから、なんだかキラキラ見られるのがむず痒かったりもします。
それは、私自身が過去に苦しみ、どうしようもないコンプレックスと向き合ってきたからです。
自分が努力できないことを、見た目のせいにして被害妄想に囚われてた時期もあったし・・・
母親に「なんで普通の肌に産んでくれなかったんだよ」って八つ当たりしたこともあったし・・・
周りの子を羨んで、いや、恨んだような気持ちになったことだってあった。
私は、全然、キラキラしてないし、全然素敵な人じゃない。ダメなとこもたくさんあった・・・いや、今でも、ダメなところはあります。でも、そんな私だからこそ、伝えたいことがあります。
それは、失敗やコンプレックス、自分のダメなところは「終わりの烙印」ではないということです。
大事なのは、そんな自分とどう向き合い、どう変化したか、その過程こそが人生を切り拓く武器になるってこと。そして、そんな私でも今、心から楽しく、誇りを持って生きている、働いているという事実を伝えたいのです。
私の過去の失敗談やコンプレックスは、「こんな私でもできたんだから、あなたにもできる」というメッセージ。そんなメッセージを発信したいのは、自分自身も辛い時、苦しい時にそういう誰かのメッセージに励まされたり、希望をもらったりしたからです。
私の経験が、「人生を変えたい」「今の自分を変えたい」「成長したい」願う人の背中をそっと押すきっかけになってくれたら、少しでも小さなきっかけになれたら、嬉しいから。自分みたく、肌で悩んだり苦しんだり、そんな自分を責めて動けなくなってる人が、笑顔になって自分の人生、いいじゃんって思えるようになってくれたら、嬉しいから。
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執筆者

永松麻美(ながまつあさみ):東京都世田谷区(下北沢)でエステサロン&スクールSUHADAを運営してるオーナーエステティシャン・エステ講師。サロンは12年目。初心者からエステサロン開業を目指すための技術・知識スクールを運営、卒業生の開業・経営サポートにも携わっている。美容家としてTV・ラジオ・雑誌の美容記事監修・執筆、化粧品や美容アイテムの監修メディア出演もしている。著書に「シワとりパーフェクトブック」「正しい知識がわかる 美肌事典」「キレイかどうかは自分で決める」「表情筋ほぐし」がある。