【経験者の壁】ブランク復帰組のフェイシャルへの不安
結婚や出産、育児のために一度は現場を離れたけれど、落ち着いたタイミングで
と考えるセラピストの方は少なくありません。かつて施術で活躍されていた方であれば、お客様に触れる感覚や接客の勘は、体が覚えているものです。
しかし、いざ復帰を考えたとき、ふと「フェイシャルメニューも取り入れたいけれど、自信がない…」と立ち止まってしまうことはありませんか?
ボディ経験はあるけれど、フェイシャルは「未知の領域」
かつて大手サロンでボディを担当していた方や、リラクゼーションサロンで経験を積まれた方の中には、「フェイシャルは研修で少し触った程度」「ほぼ未経験」という方も多くいらっしゃいます。
ブランクを経て復帰する際、体力的な負担が比較的少ないフェイシャルをメインに据えたい、あるいはボディと組み合わせて単価を上げたいと考えるのは自然な流れです。しかし、そこで壁となるのが「専門知識と技術の不足」です。
このような不安を抱えたまま見よう見まねで施術を始めてしまうと、思うような結果が出せず、リピートに繋がらないばかりか、最悪の場合、お客様の肌トラブルを引き起こしてしまうリスクさえあります。
その不安、多くの経験者が抱えています
そんな風に思っていませんか?
ご安心ください。当スクールの個別相談会でも、同じような悩みを打ち明けてくださる経験者の方は非常に多いのです。
ボディとフェイシャルは、共通点もありながら、別物です。筋肉へのアプローチが中心となるボディに対し、フェイシャルは非常にデリケートな皮膚構造への理解と、繊細なタッチが求められます。さらに、お客様の肌質や悩みは千差万別であり、季節や体調によっても日々変化します。
かつての経験があるからこそ、「自分の知識が古いのではないか」「自己流になっていないか」と慎重になり、不安を感じるのは当然のこと。それは、あなたがプロとしての責任感を持っている証拠でもあります。
経験者だからこそ、「基礎」と「理論」の学び直しを
ブランクから復帰し、自信を持ってフェイシャルを提供するためには、改めて「基礎」と「理論」を体系的に学び直すことが最短の道です。
特に重要なのが、「皮膚理論」に基づいた「肌分析(カウンセリング)」の力です。
お客様の肌状態を正しく見極め、「なぜそのトラブルが起きているのか」「どのようなケアが必要なのか」を論理的に説明できるようになれば、施術への説得力が格段に増します。お客様は「私の肌を理解してくれている」と安心し、あなたへの信頼を深めてくれるでしょう。
また、技術面においては、クレンジング時の手の密着度、スポンジの拭き取り方、マッサージの圧加減など、基本の「き」を見直すことが重要です。経験者の方ほど、無意識のうちに自己流の癖がついていることがあります。
少人数制のスクールで講師から客観的なチェックを受けることで、自分では気づけなかった改善点が見つかり、技術の精度が飛躍的に向上します。
これまでのボディ施術で培った「お客様に寄り添う心」や「接客スキル」は、あなたの大きな財産です。そこに確かなフェイシャルの知識と技術が加われば、お客様の心と体の両方を癒し、美しく導くことができる唯一無二のセラピストになれるはずです。