ドタキャンに怒りイラついた本音と理由。エステティシャンが気づいた感情とお客様への想い

この記事は、永松の思ってることコラムです。下北沢で肌質改善・小顔リフトアップを叶えたい方へ世田谷区・下北沢のフェイシャルエステサロンSUHADAでは、シワたるみやリフトアップ特化した人気施術を提供中。
正直にいいます。
私は以前、お客様に対して・・・
ものすごく怒りの感情が湧いてきてた時期がありました。
それは・・・
お客様が予約をドタキャンした時。
なんで、こんなに怒りが湧いてくるんだろうと
自分でも自分が嫌になるくらい・・・。
そんな感情に振り回される自分が嫌で、苦しくて。
お客様のおかげで自分は生活ができるはずなのに
なんでこんな感情が湧くんだろう?
見込みの売上がなくなったから?
せっかくお客様をお迎えするために
朝起きて、通勤して、掃除して、準備して・・・
自分の数時間と労力が無駄になるから?
お客様の予約を断ったのに・・・
他のお客様へのご迷惑になるから?
それもある。
だってドタキャンされれば・・・
そういう方が増えれば、サロン経営は危ういから。
うちみたいな吹けば飛ぶような小さいサロンには致命的です。
でも・・・もっと奥に本音がありました。
それは・・・
お客様に「約束を軽く扱われた」ことへの悲しさでした。
そして、簡単に約束を破られてしまうくらいの
関係しか築けなかった自分への悔しさでした。
人は、本当に、大事な人との約束なら人は守ります。
本当に、必要としてるサービスなら
他の何を置いても受けたいと思います。
例えば・・・
なかなか来日しない海外アーティストの武道館LIVEなら?
大谷選手が観れる野球の観戦チケットだったら?
その日が親友の結婚式だったら・・・?
本当にエステの予約を楽しみにしていたら・・・?
それでも、ドタキャンした?
お客様にとってそういう自分に、そういうサロンに
なれなかった悔しさと寂しさが怒りになっていたんです。
お客様に対して怒りを持っているものの・・・
本音ではお客様を責めたい、攻撃したいわけではなくて。
本当は、自分の力不足が情けなくて、悔しくて。
結局は自分がお客様に必要とされていないことが原因で。
それは、お客様に貢献できてないってことだから・・・。
悲しさと無力感を感じて
それが怒りに転換されてたんだな、と今では思います。
ドタキャンされても
「時間ができたし、事務仕事すればいい」
と前向きに切り替えたり
お客様にも事情があるから仕方ないと
必死に自分の気持ちを切り替えていても
自分の本音と向き合わないと
同じことが起こるたびに
心がすり減り、苦しくなっていってしまう。
ドタキャンされるたびに絶望的な気持ちになったり
怒りで苦しくなったり、自分の感情に振り回されてしまう。
私は、お約束を大事にしてくれない人とは
残念ですがお付き合いできません。
だから、サロンのキャンセル要項は厳しめに設定しています。
それは健全に経営する上で必要で
他のお客様へのサービスの質を落とさないためでもあるから。
でも、約束を大事に思ってくださるお客様・・・
頼ってくださるお客様には絶対に誠実に接したいと思っています。
私にそれを気づかせてくれたのも、お客様でした。
あるとき・・・・
10年近く、一度もキャンセルをしたことがない
お客様が予約時間を過ぎても来なかったことがありました。
連絡をいただいたあと、本当に、ホッとして・・・・
サロンで腰が抜けたように、床に座り込みました。
怒りが原因が売上の心配だったらあんな
「怖い」気持ちにはならない。
そして、お客様との信頼関係性があれば
怒りの感情って湧かないんだとも思えました。
急な体調不良や事故、家族の一大事など
そういうことでのキャンセルを責めるつもりは最初からありません。
ただ、私はお客様とも信頼関係をつくりたいし
そのためにお互いに約束は大切にしていきたいって思っています。
大事にしたいとお客様に思ってもらえるような人間でありたい、
そう思われるサービスを提供したいと思っています。
執筆者

永松麻美(ながまつあさみ):東京都世田谷区(下北沢)でエステサロン&スクールSUHADAを運営してるオーナーエステティシャン・エステ講師。サロンは12年目。初心者からエステサロン開業を目指すための技術・知識スクールを運営、卒業生の開業・経営サポートにも携わっている。美容家としてTV・ラジオ・雑誌の美容記事監修・執筆、化粧品や美容アイテムの監修メディア出演もしている。著書に「シワとりパーフェクトブック」「正しい知識がわかる 美肌事典」「キレイかどうかは自分で決める」「表情筋ほぐし」がある。