「私、人見知りなんです」エステ講師が伝えたい "会話力" より大切なこと

結構は割合で、聞かれる質問です。
サロン開業したら、自分のペースで働けそう。
好きな美容を仕事にできたら。
そんな希望はありつつも・・・
でも「私、人見知りだから無理かも…」
「お客様とうまく話せる自信がない…」
そんな風に、憧れと同時に不安を
感じている人は少なくありません。
実は・・・講師である私も、超人見知り。
(しかも現在進行形です笑)
今でこそ講師をしたり、TVに出たりもしてますが
元々は人前で話すのが得意なタイプではありませんでした。
この記事では、人見知りだからこそ悩むポイントと
それでもエステティシャンとして活躍できる理由、
そして人見知りを強みに変えるヒントをお伝えします。
人見知りがエステで抱えやすい「壁」って?
エステティシャンやセラピストになりたての人や
これからやってみたいけど不安という人はきっと
こんなことが心配だと思います。
- 初対面のお客様との会話…何を話せばいい?(沈黙が怖い)
- カウンセリングで本音を引き出せる?(質問が苦手)
- 施術中のコミュニケーション、これで合ってる?(反応が薄いと不安)
- 商品の良さを伝えるのが苦手…(セールストークへの抵抗感)
- 同僚や先輩との関係、うまくやれるかな?(職場の人間関係)
などでしょうか?
人見知りっていっても、私は
いくつかタイプがあると思っています。
私自身は、この仕事に就く前
また就いてすぐの頃は・・・・
上記全部が不安だったし怖かったです。笑
「会話力」だけがエステティシャンの全てじゃない理由
【理由1】技術が信頼の土台を作る
エステやリラクゼーションの基本は「手技」です。
専門家としての確かな技術と知識があれば
お客様は満足してくださったり
信頼を寄せてくれる人も多いです。
「この人の手は確かだ」
「この人の知識は信頼できる」
と思っていただく力がまず大切です。
【理由2】「聞き上手」は最高の才能
人見知りの方は、話すのは苦手だけど
相手の話を丁寧に聞ける強みがあることが多いです。
お客様は自分の悩みや想いを聞いてほしい人も多く
お話しを引き出すことが、何よりのコミュニケーションになります。
「話術で人を楽しませる」仕事ではないので
話が苦手でも、大丈夫!
【理由3】心地よい「空間」と「距離感」
無理に話さなくても、お客様がリラックスできる空間
(清潔感、香り、音楽など)を提供できればOKです。
ネイルサロンや美容室のようにずっと話してるわけではなく
お客様によっては静かに、まったり、時には
ぐっすり眠って過ごしたい方も多いですよ。
【理由4】誠実さと丁寧さは伝わる
口下手でも、一つ一つの所作や
お客様への対応が丁寧であれば
その誠実さは必ず伝わると思います。
「この人は真剣に向き合ってくれる」という安心感の方が
「うまい会話」よりも大切です。
人見知りを「強み」に変える!明日からできるヒント集
観察力を武器にする
人見知りの人には、人の観察が得意な人が多い傾向があります。
お客様の肌の変化、表情、しぐさ…
小さな気づきって、この仕事にはとても大切なんです。
「今日は表情が明るいな、何かいいことあったのかな」
「もぞもぞ動いてるから、体勢が辛いのかな?」
など、お客様を「観察して気がつくこと」が
質の高いサービスや信頼関係につながっていきます。
カウンセリング力を鍛える
エステって、実はお客様の肌をよくしよう、
身体をよくしようと思うと・・・
以外と雑談してる時間がありません。
もちろん雑談から大事なことがわかったり
することもありますが・・・
お悩み、理想、今日の体調、スキンケアなど
お客様の肌改善、身体改善に必要な質問を準備しておくと安心です。
「今日のお天気」などの無理な雑談よりも
お客様の悩みを改善するために必要な質問を用意しましょう。
会話の「型」を決めておく
とくにこのお仕事の新人さんは
最初の挨拶、施術中の確認(「強さはいかがですか?」など)
終わりの挨拶など、基本的な流れと
フレーズを決めて練習しておくと、緊張が和らぎます。
「聞く」に徹する時間を作る
無理に話そうとせず、「お客様のお話を聞く時間」
と割り切ることで、気持ちが楽になることも。
相槌や共感の言葉などリアクションを大切に。
それでも不安なあなたへ:SUHADAスクールができること
私のエステスクールSUHADAでは
知識や技術習得はもちろん・・・
お客様とのコミュニケーションについても
生徒さんに合わせてアドバイスしていきます。
ロールプレイングでの練習や
少人数制での丁寧な指導をしています。
また、技術やカウンセリングに自信がつけば
コミュニケーションへの不安も軽減されることもあります。
コツを掴んだり数をこなすことで、
慣れて接客が楽しめるようになることもあります。
そして、サロン開業するのであれば集客の時点で
「自分が会いたい、話したいと思うお客様」を集める
ことにフォーカスすることもできます。
「一人じゃない」と感じられる環境があること。
あなたの「想い」が一番の才能
人見知りは、エステティシャンとして
致命的な欠点ではありません。
むしろ、お客様の心に深く寄り添える
「才能」になる可能性も十分あります。
一番大切なのは、「お客様をキレイにしたい」
「喜んでほしい」という純粋な気持ち。
「人に喜んでもらえて嬉しい」と思える人なら
この仕事はきっと向いています。
その想いがあれば、技術も知識も
コミュニケーションも、必ず向上していきます。
もし迷っているなら、まずは一歩踏み出してみませんか?
あなたの挑戦を、心から応援しています。
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執筆者

永松麻美(ながまつあさみ):東京都世田谷区(下北沢)でエステサロン&スクールSUHADAを運営してるオーナーエステティシャン・エステ講師。サロンは12年目。初心者からエステサロン開業を目指すための技術・知識スクールを運営、卒業生の開業・経営サポートにも携わっている。美容家としてTV・ラジオ・雑誌の美容記事監修・執筆、化粧品や美容アイテムの監修メディア出演もしている。著書に「シワとりパーフェクトブック」「正しい知識がわかる 美肌事典」「キレイかどうかは自分で決める」「表情筋ほぐし」がある。