「お客様のために」その気持ちは痛いほど分かる。だけど・・・
先日、SNSでとあるサロンオーナーさんにこんなDMをいただきました。
「お客様の役に立ちたい」というその気持ちは、本当に素晴らしいと思ったんです。 だけど・・・正直に言うと、一瞬モヤモヤしてしまいました。 なぜなら、この質問の裏には「トラブルの原因は化粧品にある」という思い込みが隠れているように感じたからです。
そして、もうすでに「エステ後のお客様の肌の赤み」というトラブルを出してしまっている、という事実。 これは、プロとして見過ごせないサインです。
「敏感肌」は一言では片付けられない!あなたは、この違いを見極められますか?
【化粧品成分】に敏感な人:特定の防腐剤や香料に反応する。→化粧品の成分選定が重要。
【熱】に敏感な人:スチームやホットタオル、温熱パックで赤くなる。→機器の使用や温度管理に配慮が必要。
【摩擦】に敏感な人:クレンジングや拭き取りの圧でヒリヒリする。→これは完全に技術の問題!手のひらの圧、コットンの使い方一つで結果が変わります。
「この化粧品さえあれば」と思っていた私
エステティシャンになりたて、まだ知識も経験もなかった頃、私もよくこう思っていました。
メーカーのセミナーに行っては、「敏感肌用」「低刺激」と書かれた化粧品を試し、 「これなら大丈夫かも」と期待しました。でも、現実は違います。
「なんで?敏感肌用なのに...」
と思いますよね。でも・・・
「敏感肌」って、そもそも何に敏感なんでしょう?
「なぜその肌が敏感なのか?」「何に対して敏感なのか」を考える力がなければ、化粧品ジプシーになります。
「敏感肌」って一言で言っても、実は原因も状態も、人それぞれ全く違うんです。
以下は一例ですが・・・
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成分に敏感な人
- 特定の成分(香料、防腐剤など)に反応する
- この場合、化粧品の刺激になりうるものを排除、またアイテム数を絞る必要があります
- 成分の相性を見極めることが大切
-
熱に敏感な人
- 施術時の熱で赤くなる
- スチームやホットタオル、マシンの使用などに配慮する
- 温熱系や活性系のパックやアイテムは避ける
-
摩擦に敏感な人
- クレンジングや拭き取りなどの摩擦、圧や回数により一層配慮する
- マッサージの時に軽擦法などの手技の回数や圧に留意したり、指圧式やリンパドレナージュなど摩擦負担の少ない方法に切り替える必要があります。
- 拭き取り工程の多い化粧品を避けるなど
化粧品を変える前に、やるべきこと
熱や摩擦に敏感なお客様に、どんなに優しい化粧品を使っても、施術の圧が強すぎたり、拭き取りの摩擦が大きかったら、肌は赤くなります。
逆に、化学成分に敏感なお客様なら、どんなに優しく施術しても、その化粧品の成分が合わなければ、トラブルは起こります。
つまり、大切なのは:
?「敏感肌用の化粧品を使う」
?「このお客様は何に対して敏感なのか?を見極める」
その先の選択肢として、化粧品があるんです。化粧品や美容成分の勉強も大事ですがその前に「皮膚理論」や「肌分析」「カウンセリング」を学ぶ必要があります。
「敏感」に対応するのは、化粧品じゃなくて「あなた自身の目と手」
だから、私が本当にお伝えしたいのは
ということなんです。
最低限、「今、エステをして大丈夫な状態なのか?」を判断できるようになってほしい。 時には「今日は施術を控えましょう」と、勇気を持ってプロとしてNOを伝えることも、お客様を守ることに繋がります。
その考察ができないまま施術するのは、正直「危険」です
厳しいことを言うようですが
これは、お客様の肌にとって、とても危険です。
なぜなら、敏感肌のお客様は、ちょっとした刺激でトラブルが起きやすいから。
もし、あなたが「なぜ敏感なのか?」「今どういう状態なのか?」を考察できないまま施術して、万が一トラブルが起きたら?
「お客様のために」という想いを、本物にするために
だからこそ、お願いがあります。化粧品を探す前に、まず「学んで」ください。
- 皮膚の構造
- バリア機能とは何か
- 敏感肌のメカニズム
- 炎症とは?乾燥とは?
- 化粧品成分の読み解き方
- 施術時の圧や摩擦のコントロール
これらを理論に基づいて学ぶことで、「このお客様には、この化粧品が合う」 「この状態なら、今日は施術を控えるべき」そういう判断が、自信を持ってできるようになります。
「どの化粧品を使うか」は、その次の話
もちろん、化粧品選びも大切です。
でも、それは「お客様の肌を診て、考察した上で選ぶ」からこそ意味があるんです。
「この人は○○に敏感だから、この成分は避けよう」 「バリア機能が低下してるから、今は○○が必要」
そうやって選んだ化粧品だからこそ、お客様の肌に合う。
「お客様を想う気持ち」を、本物の力に
でも、こういった 質問が出るのは「もっとお客様に貢献したい」という気持ちがあるからです。
「敏感肌のお客様のために、何とかしたい」と思ったその気持ち。
それは、プロとして本当に素晴らしいことです。
でも、もうすでにプロだからこそ・・・今回このコラムで少し厳しい意見を書きました。
お客様に貢献したいと思ってる人だからこそ、お客様を傷つけて欲しくない。施術者もお客様も不幸になって欲しくない。
だからこそ、その気持ちを「本物の力」に変えてほしいんです。
化粧品に頼るのではなく、 あなた自身が「お客様の肌を診る目」を持つこと。学ぶことが重要です。
SUHADAスクールでは、「敏感肌に対応できる力」を学べます
SUHADAのスクールでは、皮膚理論に基づいた「肌分析力」を徹底的に学びます。
- 敏感肌のメカニズム
- バリア機能の見極め方
- 化粧品成分の読み解き方
- 「施術していいのか、控えるべきか」の判断基準
- 熱や摩擦に敏感な肌への対応技術
「どの化粧品を使うか」ではなく、 「このお客様の肌は今どういう状態で、何が必要なのか」を考察できる力
これを身につけることで、あなたは本当にお客様の助けになれるエステティシャンになれます。
まずは無料相談で、お話を聞かせてください
「お客様の役に立ちたい」 「もっと知識を深めたい」
そう思ったあなたは、すでに素晴らしいエステティシャンです。
その想いを、本物の力に変えるために。
まずは無料相談で、あなたの悩みや目標を聞かせてください。
個別相談会受付中