先日、スクールの受講生さん(40代女性)から、こんな素敵なご相談をいただきました。
なんて素敵なお母様!と、聞いていて心が温かくなりました。
お肌の専門知識を学ぶことは、自分や未来のお客様だけでなく、こうした大切な家族を守ることにも繋がります。
そこで私が、「今、息子さんはどんなスキンケアを使っているんですか?」と聞いてみると、驚きの(でも、あるあるな)答えが返ってきました。
お母さんの化粧品を使えば間違いない、と思っている息子さん。仲良し親子で微笑ましいエピソード…なのですが、プロの視点から見ると、これは少し「危険信号」かもしれません。
今日は、良かれと思った「親子のコスメシェア」が、思わぬ肌トラブルを招く理由についてお話しします。
40代母と、20歳息子の肌は「対極」にある
「母さんが使ってる高い化粧品なら、肌に良いだろう」
息子さん世代からすると、そんな風に思うかもしれません。
確かに、お母様が使っているのは品質の良いものでしょう。
しかし、スキンケアで最も大切なのは「値段」ではなく「肌質と年齢に合っているか」です。
はっきり申し上げます。
40代後半でエイジングを気にし始めた女性の肌と、20歳前後の男性の肌は、ヘタをすると「対極(真逆)」の状態にあります。
決定的な違いは「皮脂の量」
最大の違いは、肌の潤いを守る「皮脂(油分)」の分泌量です。
私たち40代以降の女性の肌は、女性ホルモンの影響もあり、皮脂分泌量がピーク時の半分以下にまで減少していきます。「最近、乾燥や小ジワが気になる…」というのは、この油分不足が大きな原因です。
一方、20歳前後の男性の肌はどうでしょうか?
男性ホルモンが活発で、人生の中で今まさに皮脂分泌の「ピーク」を迎えている時期です。女性よりも元々の皮脂量が多い上に、最も脂が出やすいお年頃なのです。
つまり、
母:「油分が足りなくて困っている肌」
息子:「油分が溢れていて困っている肌」
この二人が同じ化粧品を使うと、どうなるでしょうか?
ママの「ご馳走」は、息子には「毒」になるかも?
お母様が選ぶスキンケア製品は、当然ご自身の肌に合わせていますよね。
「高保湿」「リッチなコク」「エイジングケア」といった、油分がたっぷり含まれたクリームや乳液を使われていることが多いはずです。
これは、お母様の乾燥した肌にとっては最高の「ご馳走」です。
しかし、ただでさえ皮脂でギトギトしやすい息子さんの肌に、さらに油分たっぷりのクリームを塗ったら…。
それは、火に油を注ぐようなもの。
過剰な油分が毛穴を詰まらせ、ニキビ菌(アクネ菌)の格好のエサとなり、ニキビを悪化させる大きな原因になってしまうのです。
※息子さんのお肌を直接みたわけではないので、あくまで憶測、一般論での考察です。女性、男性、年齢に問わず実際にお肌をしっかりみていく必要があります。
家族を守れる「お母さんの知識」
仲良し親子のコスメシェアが、まさか息子の肌荒れの原因だったなんて、少し切ないですよね。
でも、大丈夫です。
皮脂が多い息子さんには、お母様と同じリッチなクリームではなく、皮脂汚れをしっかり落とせる洗顔料や、さっぱりした水分補給メインの化粧水を選んであげる。
そんな風に、家族一人ひとりの肌質を見極めて、最適なアドバイスができるようになる。
それこそが、スキンケアを本格的に学ぶ一番の価値かもしれません。
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